ビッグウエンズデー

少々古い記事ですが、626日の日経新聞に「通販、コンビニ・百貨店抜く」と云う記事が載りました。

通販市場が急成長しており、2008年度の全国売上高は、推定で8兆円を越えるというものです。

2007年度はコンビニが百貨店を抜き、今度は通販がコンビニを抜くと云う状況です。この変化の早さは、凄いものがあります。

通販の7割は、自宅や外出先からパソコン・携帯電話を使いインターネット経由で注文されるそうです。

先月の日経MJに、ネット通販の売上高を曜日別に比べた記事が載っていました。

皆さんは、何曜日が一番売れると思いますか・・?

誰もが「日曜日」と答えると思います。日曜日が休みのサラリーマンが多いので、ネット・サーフィンをやっている時間が長いから・・と云うことが理由の様です。

逆に売上高が低いのは、金曜日と土曜日だそうです。では、売上高2位の曜日は、分かりますか?

なんと「水曜日」です。楽天市場の調査ですが、2006年ごろまでは水曜日は5位。その後、徐々に順位を上げ、今では日曜日と大差ない売上高を記録するようになったそうです。

そこで、楽天では水曜日を「ビッグウエンズデー」と呼び、水曜日に買う気を逃さないようポイント率を上げたり、メルマガを発行しているそうです。

これの成果があって、3割程度の売上増になった店もあるとか・・。

なぜ水曜日が多いのかは、推測で次の理由が考えられます。

 ?水曜日を定時退社日に設定している企業が多く、定時で帰宅してネットサーフィンを
   している人が増えた。
 ?日曜日に届くように、水曜日に注文している。

企業が景気対策として行っていることが、消費者の購買行動の変化として表れてきているようです。

これは一つの仮説に過ぎませんが、でもありそうな話です。このような情報を如何にして的確に掴むか、これが販売努力というものだと思います。

写真は、野北漁港(福岡県)でのワンショット。玄界灘に沈む夕日です..。Img_0441