植木の手入れから学ぶこと

我が家の庭は、猫の額ほどの広さですが植木を何本か植えてあり、手入れも殆
どできていないため、ジャングル?状態になっています。

それでも、毎年見よう見まねで自分が手入れをしていましたが、いくら手入れ
をしても自分がイメージする形にならないので、市のシルバーセンターにお願
いし、職人を派遣していただきました。

シルバーセンターに登録されている職人は、殆どが定年退職後に職業訓練を受
け、人材登録されています。

手入れをしていただいた日は、朝から非常に日ざしが強く、暑い日だったので、
時々冷たい飲み物を差し入れし、そのときに職人と交わした話が非常にために
なりました。以下が、その時の会話の一部です。

Q.どのように剪定したら、木の形がよくなるんですか?
A.田中さんは、切る枝が違っています。
  本来、上に伸びる枝を落とし、横に伸びる枝を残すように剪定しなければ
    いけないんですよ!
  サラリーマンの世界でもそうでしょ。上の人間ばかり見ている(上に伸び
    る枝)人間が多いと、会社(組織)も活力を失い、真の纏まりがなくなる
    ように、木も同じです。
  横に伸びる(上司の言うことを聞かない人間)枝は、一見邪魔のように見
    えるが、木にとっては(会社でも)非常に重要で、これらを大切にしない
    といけないんですよ!

多分、家に来てくれた職人さんも、きっとサラリーマン時代に大変な苦労をし
たんだろうなと、妙に説得力のある話に納得をしてしまいました。(^^;

私もSE本部を担当したとき、何度も組織の再編に関わってきました。
また、花王ロータスをはじめ数々のプロジェクトを推進する役割も担ってき
ました。失敗も成功も沢山経験してきました。

当社もここ数年、組織やルールが大きく変わっています。一体、当社はどうな
んだろう?と考えさせられる時があります。
さて、みなさんはどちらの枝でしょうか?

添付ファイルは、私の尊敬する先輩の一人とお酒を呑んだときにこの話をした
ら、早速「コラム」に纏めてくれました。
先輩は、数多くの本を出版されており上手く纏めてくれました。(感謝です!)

これからのみなさんの仕事(人生)の一助になれば幸です。

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