Zの法則

人間は、多くの情報を目にしたとき「視線は自然と左上に行く。そこからZの文字を描くように視線が移動するので、それに沿ったレイアウトをすべき」というものである。

確かにスーパーのチラシを見ても特売商品は、左上にある場合が多い事に気づく。

昔の日本の文書の多くは、右上から下へ、そして右から左へと書かれる「縦書き」が一般的であった。しかし、終戦後GHQの指示で役所の大半の書類は、欧米の「横書き」に変更されている。
(紙の規格が、A版に変わったのもこの時期だと言われている..)

「Zのように視線が動くから・・・ それに沿ってレイアウトすべきだ」ということではなく、我々が日々目にする文書の多くが横書きだから、自然とそのような視線の動きになっているように考えるのが自然だと思う。

私も個人的に、ホームページやソフトウェアを作ってインターネットで公開している。ホームページや画面設計をするときは、この人の視線を意識したデザインにしている。

例えば、ホームページのデザインの場合、新着情報を画面の上に持ってきたり、メニュー・ボタンを左側にしたりと、ホームページを見に来てくれた人に「訴えたい」情報は、左・上に配置するよう心掛けている。

この様に、情報を伝える側の「ちょっとした気遣い!」が重要である。