アンカーボルト(基礎ボルト)

本州四国連絡橋の1つ「瀬戸大橋」は、四国側から?南備讃(みなみびさん)瀬戸大橋、?北備讃(きたびさん)瀬戸大橋、?与島(よしま)橋、?岩黒島(いわくろじま)橋、?櫃石島(ひついしじま)橋、?下津井(しもつい)瀬戸大橋の6つの橋からできている。
全長9,368m。上部が自動車道路と下部に鉄道の2段構造になっており、道路鉄道併用橋では世界最長である。

アンカーボルトは、家やビルの基礎とその上に乗る構造物を固定するためのボルトです。瀬戸大橋の主塔を固定しているボルトは、全部で760本使われており、橋を支える重要な役目を果たしている。

企業において「中間管理職」の役割は非常に重要である。いわゆる、課長職である。 IT業界で云えば、プロジェクトリーダーと云えるかもしれない・・。

トップからの指示は、上司から部下に・・。逆に現場の情報は、中間管理職を通してトップへと伝わっていく。しかし、伝達の過程でフィルタリングが行われ、情報伝達に支障をきたす。

さらに情報伝達のパイプの数も重要になってくる。職制ルートだけに頼っていると、トップと現場との関係が健全でなくなる可能性が生じる。

社内のあらゆる情報は課長に向かって集まり、課長はトップからの情報と現場情報をバランスよく持っているポジションとも云える。

現場と経営層を結ぶ中間管理職。まさしく、企業のアンカーボルトと云える。誰を選ぶかによって、企業の成果や風土が大きく変わる。風通しの良い企業、元気のよい企業、何れもキーマンは中間管理職である。

年齢がきたから課長にしておこう・・ とか、組織改定のたびに、まるで「将棋の駒」のように右から左に安易に異動・・。 こんな事では、足腰の強い企業(組織)はできないのである。

・南備讃瀬戸大橋と四国側の取付部である番の洲(ばんのす)高架橋。
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・瀬戸大橋記念公園に野外展示されているアンカーボルト。

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