ことでん

正式名は、高松琴平電気鉄道株式会社である。瓦町駅(かわらまちえき)を起点に琴平(ことひら)線、長尾(ながお)線、志度(しど)線の三つの路線を持つ香川県の鉄道会社である。

Img_5518 琴電ことでん)は、名鉄阪神京急等からの譲渡車両が使われている。鉄道ファンの間では、『動く電車の博物館』と呼ばれていたこともある。

鉄道3線の拠点である瓦町駅の近代化計画により、駅ビル建設、そごうグループとの提携により設立した「コトデンそごう」の破綻で経営難に陥り200112月に子会社のコトデンバス(現在のことでんバス)とともに民事再生法適用を高松地裁に申請、事実上倒産した。

瓦町駅からJR高松駅方面へは、高松駅の手前「高松築港駅」で路線が終わっている。
当初の計画では、立体交差でJR高松駅の隣接地への乗り入れが予定されていたが、倒産の影響で凍結されているのである。

これの打開策として、高松市は最近、都市計画・地域計画等で注目されているLRT(Light Rail Transit)の導入を検討しているが、琴電側との決着がついておらず、実現までにはまだ時間が掛かりそうである。