いのち

一部報道では、景気は下げ止まりつつある!と「底打ち宣言」が出ている。しかし、ビジネスの最前線にいると、この様な実感はないのではないか・・。むしろ状況は、よりいっそう厳しさを増しているように感じる。

このような中、日本での自殺者の数は、11年連続で3万人を超えており、今年も9月末までに2万4846人と昨年同期より約700人増えたというニュースがあった。

自殺者の多くは、リストラや配置転換がきっかけとなり、過労、人間関係の悪化、うつ病、生活苦など、いくつかの要因が重なり自殺に至る。

厳しい雇用情勢の中、年末にかけて自殺者が増えるおそれがある。これに対し、政府はハローワークの業務の見直しと拡充を発表している。

失業者は、まずハローワークの門をたたく。従来のような、役所の縦割り行政の対応ではなく、ワンストップで失業者の対応をして欲しい。

以前「聞いてくれる人がいる」という記事を書いた。職場では「うつ」産業医等の専門家に任せるだけでなく、自分達の問題として社員の『声にならない声』に耳を傾けて欲しい。

今日は、「相田 みつを」の名言『いのち』を紹介します。

 「いのち」

 アノネ にんげんはねぇ 自分の意志で この世に生まれて
 きたわけじゃねんだな   だからね
 自分の意志で 勝手に死んでは いけねんだよ

  みつを

四国には、巡礼者のために道路のあちこちに「道しるべ」がある。
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