マーケティングのこころ

九州にある代理店の社長会の総会が宮崎でありました。福岡・宮崎間は、ANA
が無いので普段滅多に乗らないJALで行きました。

JALの機内誌「SKYWARD」に「関西学院大学カイセミナー」とい
うコーナーがあります。
その5月号は商学部教授の石原武政氏の「マーケティングの”こころ”」と題
するもので、マーケティングの心構えについて触れていました。

論旨は、「消費者ニーズに適合するのがマーケティングではない。消費者は自
分のニーズを具体的には知らない、あなたの欲しいものはこれじゃないですか?
と示すのがマーケティングの仕事なのだ」というものです。詳細は、添付ファ
イルをご覧下さい。

マーケティング用語として「ニーズ」と「ウォンツ」という言葉があります。
ニーズは、みなさん良くご存知の通り「必要性」のことで、必要なものやサー
ビスが欠けている"状態"を指します。
ウォンツは、欲求・要望のことで、ニーズを満たすものやサービスを欲するこ
とをいいます。

別の言い方をすれば、ニーズは「顕在化した欲求」、ウォンツは「潜在化して
いる欲求」と定義することもできます。

支社も相変わらず苦しい時期が続いていますが、東京などの首都圏で流行
っていること、他社がやっていることと同じことをやっていても中々上手くい
きません!
特に新規市場に参入しようとした場合、そこには、すでに競合相手が断然有利
な状況を形成しています。

そのような他人の土俵で相撲を取ろうとした場合、他社がまだ手をつけていな
いことで、お客様のニーズやウォンツを満足させるものを考えることが重要だ
と思います。(事の大小に関係なく...)

個人的には、ニーズは「感性」、シーズは「努力」から生まれるものだと思っ
ています。

競争に勝っていくためには、「市場に提言する先駆性を持つ!」という考え方
が必要だし、「消費者の半歩前を行く!」という「こころ」を忘れないように
しなければと思っています。

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