4人組

昨日の民主党役員会での一コマが、今朝の朝日新聞のトップ記事に載っていた。

執行部の代表選出方法について意見を述べた政調会長代理 長妻氏に対し、小沢代表が「反対は4人だな ! お前らいっつも反対反対と。最後くらい言うことを聞け !」と言ったというものである。

名指しされたのは、野田 佳彦 広報委員長、安住 淳 国対委員長代理、福山 哲郎長妻 昭政調会長代理の4人である。まるで中国の文化大革命を主導し、後に失脚した「4人組」になぞらえたような言い方である。

辞任理由も明確にしないまま辞める代表が、世間の常識に最も近いことを言っている4人を批判することができるのだろうか・・。

以前、「人は力で動かすものではなく、心で動かすもの」ということを書いた。今回の例も、まったく権力だけで人を支配しようとした愚かな人間の行いである。

これは政治の世界の話であるが、我々の身の回りでも同様なことが起きているのではないだろうか ?
権力が無くなる寸前に、常識では考えられないような人事を行ったり、権力が無くなることを悟り、何とか実権を握ろうと院政人事をしたりと・・。

もう一度、言おう !!
決して「力では人は動かない」、仮に動いたとしてもそれは一時的なもの。権力者がいなくなれば、すぐに崩れてしまう。歴史がすべて実証していることである。