親友の条件

昨日のNHKの大河ドラマ天地人」を、ご覧になった人も多いと思う。

宴席で、けんか騒動を起こした直江 兼続(なおえ かねつぐ)と石田 三成(いしだ みつなり)であるが、お互いにないものを認め合い、次第に二人の間には友情が芽生え、親友になっていくという話である。

実際に兼続と三成は、親友であったようですが、皆さんは「親友の条件」と言われたら、どう答えるだろうか・・。
京セラの名誉会長である稲盛 和夫(いなもり かずお)氏は、最近出版された本の中で、次の様に書いている。

 ?お互いを思いやれる
 ?損得を考えないで付き合える
 ?相手の気持ちがある程度、理解できる。
 ?立ち入ってはいけない、相手の部分を知っている。

恐らく皆さんも、同じような回答ではないだろうか・・? 親友とは「友人の延長線上にあり、お互いの細かい気遣いが分かり、損得抜きで長くつきあえる友人!」と定義することができるのではないか。

次に親友の数であるが、皆さんは親友と呼べる人は何人いますか?
中には、自分以外一人もいない ・・。 或いは、数えられないくらいいます! と様々かもしれない..。

私は、親友は本当に数えるしかいない(相手がどう思っているか確認したわけでもないが・・)。自分が少ないからではないが、「沢山います!」と応える人はどうも疑いの目で見てしまう。

またビジネスの世界でも、同じことがいえるのではないだろうか?
特に自社の製品やシステムを長く使っていただいているお客様との関係は、このレベルにあることが望ましいし、日頃からの努力・気遣いが問われている。

以前「日頃の行動が試されるとき」ということを書いた。日頃のお客様へのアプローチを怠っていると、いきなり他社にリプレースされたりといった「竹篦(しっぺ)返し」を食らうことになるのである。