潜在ニーズをキャッチアップする

最近、富裕層と云う言葉をよく耳にする。

調べると、この言葉が定着したのは2005年。トヨタが富裕層向けにレクサスを投入した年だそうである。

一昨日の日経MJに、日本経済新聞社が今年の9月に実施した消費者の購買意欲についての調査結果が載っていた。

消費者を富裕層、準富裕層、アッパーミドル層に分けて調査されている。昨年のリーマンショック以降は、富裕層であっても支出を減らしている。

特に、衣料品・海外旅行などの減少が著しい。しかし、その様な中でも支出を増やしている項目がある。

それは、「国内旅行」である。。富裕層、準富裕層で増加しているという結果である。

国内旅行と云っても、かなりリッチな旅行のようで、簡単には手に入りにくい講演をセットにしたり、有名料亭で食事をするというものである。

不景気でも、すべての消費が冷え込むのではなく、「ランクを下げて消費を増やす」という傾向がある。この様な時期だからこそ、顧客の動向をしっかりと把握して、ビジネス・チャンスとして捉えられるようにしたいものである。