ソムリエは、ワインの評論家ではなくサービスのプロ!

これは、日本人で初めてソムリエ世界一になった田崎 真也氏の言葉である。「サービスの本質」を理解した人は違います。我々が忘れている「仕事への心構え」を教えています。

ソムリエというと、産地や味、料理にあうワインは・・ といった蘊蓄(うんちく)を並べ立てる評論家と思っていたが、実際はそうではないようである。

また、以前「品性」で紹介したP.F.ドラッカーPeter Ferdinand Drucker)は、その著書「マネージメントフロンティア」の中で次のように述べている。

「誰も技術に金を払っているのではない。技術がもたらしてくれるものに対して金を払っている。」

IT業界の人間は、カタカナや3文字略語が大好きだといわれている。例えば、ASP、BPR、CIM、CRMCTIEAI、EDI、ERP、SCM・・ 等々。

自分の持っている知識・技術をひけらかしているうちは、素人同然である。それを、相手のことに心配りしながら使ってこそ真のプロである。

反対に汎用機やオフコンの全盛期に活躍したエンジニアは、最近の技術に取り残され元気がない。最新技術だけを身に付けていれば良いわけではないと思うが・・。若いエンジニアが経験したことがない、豊富な経験(失敗も含め・・)と業務知識がある。

世代が違うエンジニアが、一緒になってシステムをやれる環境整備も重要だと感じている。