法話に学ぶ
以前、日経産業新聞に面白い記事が載っていました。それは、法然院(京都)の貫主、梶田 真章(かじた しんしょう)さんの法話に関するものです。
梶田さんは、「法話はある意味でビジネス会話の対極にある」と云っています。その主旨は、『今日教えたことは、今すぐ分からなくてもよい』のだそうです。
法話では、
?直ぐに理解することを求めない
?理路整然と具体的に語る
?何度も繰り返す
ことが必要だと云っています。
梶田さんは、見方、表現の仕方を変えながら、同じメッセージを何度も繰り返し伝えるそうです。すぐに理解してくれなくても腹を立てることなく、辛抱強く待っているそうです。
営業トーク等は、すぐに理解してもらわないといけないかと思いますが、部下への指導などは、梶田さんが云う法話と同じ要件が求められるような気がします。