お互いに改善要望を伝え合おう!

私は本社勤務時代、組織の長として、或いは、全国のシステム部門の組織作りをする責任者として、長いこと仕事をしてきましたが、常に心掛けていることがあります。

それは、「風通しの良い、お互いを尊重できる(相互尊重)職場環境をみんなで作る」です。
しかし、風通しが良いと思って自己満足に浸っていると、ときどきそんなことは全然なかったという痛い思いをします。
そして、いつも相手の立場に立ってという気持ちをリマインドしていないと、ついつい相手を尊重することを忘れてしまいます。

この「風通しと相互尊重」ということは、口にすることは簡単ですが、いざ実践となると中々難しいものです。

自分自身、ともすると社員への報告・連絡を怠ったり、社員の気持ちへの思いやりが抜けていたりしますので、注意しなければいけないと思います。

私の今の立場は、ある意味俯瞰的なものなので、社員一人ひとりが自分の部署の職責に対してまじめに取り組んでいる様子がきちんと感じられます。
一方、社員各々の立ち位置からすると、他の部門の努力している様子がなかなか見えにくい。結果、「やれ営業部門は…」とか「うちの○×部は…」とか
「だいたい開発部門は…」などという不満が生ずるのだと思います。

そういう不満は出てきて当然だと思いますし、変に溜めなければ悪いことではありません。なぜならば、それらの不満は相手に対する”改善要望”だと思うからです。
大切なのは、仲間内で愚痴るだけでなく、要望を相手の立場を尊重しながらきちんと伝えることだと思います。そういう風通しの良さが、効率的で楽しい職場を作って行くのだと思います。

私も含めて、みんなで良い社風を作ろうという意識をリマインドしつづけたいと思います。